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ねコラムVol.11 「リ・ネーミングについて」

連載「ねコラム」では、当協会 理事・会員の皆様からネーミングに関することをご紹介いただきます。

 

*第11号は、当協会理事の岡田直也氏から引き続き「リ・ネーミングについて」の発信となります。

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 いますぐにでもリネーミングすべき、もっとも具体的な例として、ここでは「野球用語」を話題にしてみたいと思います。 

ご承知のとおり、野球というスポーツは、明治時代に移入されて以来、軍国主義下で発展したスポーツです。

そのせいか、このスポーツをどうも、「擬似戦争」のように見ていたフシがあるのです。

 指揮官と兵隊からなるチームは「軍」。

それが証拠に、ヤ軍、ド軍といった言い方が、いまでも残っています(「読売巨人軍」はジャイアンツの会社名。軍を掲げていますね)。 

 しかし、野球用語で一番気になるのは、「死」「殺」「刺」といった、物騒なコトバの多さ。とくに、「死」が目立って仕方がありません。

一死一二塁とか盗塁死とか、いまでもさかんに使われています。

もちろん、英語ではout(アウト)なんですが、これ、ほんらいは「外へ出ろ」くらいのことなんじゃないかな。「死」とはなんと大げさな・・・。 

 もっとひどいのは「刺殺」です。タッチアウトのことですが、それが刺して殺す、になってしまう。

「生還」もむごいコトバです。ランナーは、生きて帰れないこともある・・・。 

スポーツ紙などが、この「漢字一文字」を多用する事情はわかります。

コスパ、タイパならぬ「スペパ」=スペース・パフォーマンスには便利ですから。

でもね、死・殺・刺などのオンパレードを見ると、どうにかしなければ、と心底思いますね。 

 

 では、これらをどうリネーミングし、いまの、これからの時代にふさわしいものにしてゆくのか。

かなりの難題だと思うのですが、同時にやりがいのあることだと思っています。

うん、まずはこの野球用語からはじめてみようかな。挑戦する価値はじゅうぶんある、と思います。

 サッカーやゴルフなどで、「サドンデス」(突然死sudden death)というコトバを使わなくなったように、野球用語も時代に合わせて進化していったら、いいなあ・・・。 

 

日本ネーミング協会 理事

岡田直也